物語の広げ方が上手い
ゴブリンというファンタジーモノでは最弱のモンスターを狩るだけなのに、人海戦術の怖さや地の利の不利の怖さなどが、個人の力だけではどうしようもないという所を上手く物語に織り込んでいる。ファンタジー世界にありがちなレベルを上げれば強くなって雑魚モンスターなどに負けることはない、というような単純なことではなく戦術や地形によっては高レベルでも苦戦するということをこれほど巧みに展開されたお話は今までにないのではないだろうか。
また、単純なゴブリンからチャンピオンやロードなど、次第に強いゴブリンを出して視聴者を退屈させない王道展開。
どのお話を見ても楽しめて、退屈することがなかった希有な作品である。