2008年冬期アニメ総評

1位:バンブーブレード

バンブーブレード

爽やかな学園コメディ&小スコポン


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一貫してストーリー的な破綻や退屈もなければ無粋な展開もなく、終始気持ちよく試聴できた希有な作品。

ドタバタではないコメディとスポコンまでいかないスポーツものという本来なら中途半端になりそうな構成でありながら、秀逸な脚本によりストーリーにメリハリがつき、緊張感と安定感を兼ね備えた飽きないドラマとなっている。

作画クオリティはそれほど高くないものの、要所はきっちり押さえており、脚本や構成と同じく粗漏が見つからない。

また、キャラクターの見せ方は今期でも一番で、決して少なくはないキャラクター全てが印象に残る演出で構成され、ちょい役程度でもキャラが立って感情移入が可能になるという表現力の凄まじさこそ、この作品の秀逸たる所以ではなかろうか。

2位:狼と香辛料

狼と香辛料

ホロの可愛さは異常w


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商人の商売する様を綴るという、およそアニメではウケ難いストーリーでありながら、丁寧な描写と緻密な世界観、旅情のある雰囲気と愛らしいキャラによって透徹とした仕上がりを見せた奇作。

特筆すべきは2つ。
一つはキャラ同士の自然でありながら奥深い会話である。掛け合い漫才のようにテンポよく会話がこなされ、それでいて雅趣と機知に富み、洒脱なセリフと風雅で伝法な口調は、聴いているだけでもこの世界を体感できるほどに優れている。

2つはホロの可愛さ。老婆のような精錬された知恵と経験を持ち、若妻のような気配りと男を奮い立たせる技を知り、少女のような無邪気さと残酷さを持つ。その魅力に筆者はメロメロ(死語)になりましたw

作画クオリティは高くないものの、ヒロイン・ホロのアップのみは精緻を尽くした作画になるよう墨守した気合いは賞賛に値する。

3位:逆境無頼カイジ

逆境無頼カイジ

ゲームの究極の姿!


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原作のキャラがかなり特徴的で今時流行のヘタウママンガと思って敬遠するつもりだったが、理村さんに薦められて試聴してよかったですw

ギャンブルという一種背徳的で緊張感のあるストーリーがベースだが、追い詰め方、見せ方、迫り方は圧倒的な迫力があり、下手なサスペンスを見るよりも臨場感が感じられる。

金と命という最も単純にして究極のものを対象にした数々のギャンブルは1ゲーム事にドラマがあり、見ている内に引き込まれてゆく中毒性は圧倒的。

騙し騙される人間たちの悲哀と憎悪、愉悦と歓喜、そして僅かの信頼と希望。

最も醜いモノと最も美しいモノが、この中にある。

4位:しおんの王

しおんの王

サスペンスと将棋、2つの物語が渾然一体となったドラマ


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将棋の世界でのサクセスストーリーと、殺人事件のサスペンスドラマという毛色の違うストーリーを見事に組み合わせて1つの作品とした希有なドラマ。

原作が未完と言うこともあり、途中からアニメオリジナルストーリーになった為にサスペンスドラマにには多少の疑問と不自然さを感じるものの、メリハリのある展開は退屈を感じさせない。

また主人公・紫音を廻る周囲の人々との関係を上手く描写し、善意と悪意をオブラートに包んで透明化させ、あらゆる憶測を視聴者に促した展開は白眉といえよう。

ただ、作画クオリティは回によって格差が激しく、紫音の顔や表情でさえ一定に保てなかったのは残念。

5位:ペルソナ

ペルソナ

謎と疑問を重ね合わせ、幻想で包み込んだ作品(つまりワケわからんw)



同じスタンド使いを主人公にした「AYAKASHI」が稀に見る駄作となったため、同じスタンドもののこの作品が底上げされこととなったある意味幸運な作品。

ペルソナという特殊能力の発現理由、目的、ペルソナ使いたちの立ち位置、敵の目的等、物語の基本的な部分を「謎」として一切説明せず、思わせぶりにヒントらしきものをちょい出ししているため、根幹となるストーリーがまるで見えてこず、物語にのめり込むことができない。

不親切とも言える展開と設定に加え、毎回謎ばかり増やして回答解説を一切しない展開は、不親切を越えて不快に感じることさえある。肝心のペルソナも演出を重視して半透明の幻想的な存在としているため、形状などが試聴していてもいまいち分からず、ペルソナ同士の戦闘ともなれば、もう何が何だか分からない状態である。

このようにストーリーは完全に視聴者置いてけぼり状態だが、その分力を入れている幻想的な雰囲気作りは凝っており、夕闇迫る風景や雪景色など、印象的なシーンを作ることにかけては「true tears」に注ぐ美しさがある。

ただ、やはりそろそろ謎を解明してくれないと見るのが辛いですw 

6位:true tears

true tears

美しいまでのクオリティを持った昼ドラ



前半の作画クオリティは、今期どころかここ数年でも随一の最高レベル。映画並みの緻密さと繊細さをテレビ放映で実現できたのは奇跡的ではあるまいか。

各キャラクターの細やかな描写、さり気ない仕草や言動にも配慮が行き渡り、その人物演出は京アニに勝るとも劣らないレベル。しかし、最終話が近づくに連れ、作画陣の体力の限界か費用の限界か、止め絵が多くなってきたのが残念。今までの作画クオリティを貶めるほどではないが、持久力のなさはやはり地方のアニメ制作会社だからだろうか。

作画と演出の高品質には定評があるが、内容的にはドロドロとした人間関係と陰鬱とした展開が主で、高校生たちが織りなすドラマでありながら、まるで熟年主婦たちの人間模様のような昼ドラ展開が多かった。

また、主人公の眞一郎の優柔不断っぷり、苦労知らずで甘ったれた坊ちゃん気質、危機感の鈍さ、抵抗力のなさが、学園ドラマらしからぬ昼ドラ展開に拍車をかけたといえよう。

私的な印象としては、最終回に向けて彼を取り巻く女たちが強く成長してゆくのに対し、眞一郎のみ坊ちゃん気質のまま成長がないような感があり、最後までこの雰囲気には慣れなかったものの、一つの物語としてはよかったと思う。

7位:のらみみ

のらみみ

藤子Fの短編集にも似た良作



ドラえもんのような居候キャラが普通に存在する世界ということで、ドラえもんのような便利キャラに頼ったストーリーかと思っていたが、基本的にその回毎にメインとなる居候キャラがいて、彼らの居候としての懊悩や葛藤を中心に描いている。このため一話、15分~30分の短いストーリーながら人情ある温かい話が多く、見終えた後に温かい気持ちになれる。

藤子F氏の短編ほどの秀逸さではないし、ストーリーに奇抜さや派手さはないが、演出、ストーリーに不快なものがなく、すんなりと受け容れられるものが多い。

ドラえもんのように時折見られるエグさがないぶん、こちらの方が子供も大人も楽しめる内容であり、深夜放映にしておくには惜しい作品であった。

8位:レンタルマギカ

レンタルマギカ

今までにない本格的魔術アニメだが、設定もキャラも活かせなかった



本格魔術を謳い文句にしているだけあって、特定の魔術を会得した各個人の魔術戦は見所が多い。今までのマンガやアニメで誤用されていた単語(召還と喚起の違い等)や簡略化されてきた呪文(新道の祝詞等)もしっかり描かれ、原作のマニア度の高さが伺える作品である。

各魔術特性の区別によりキャラの区別化もはっきりしており、それぞれ魅力を持ったキャラたちはちょい役といえども存在感がある。

ただ、時系列をバラした構成は初見者には分かり辛く、演出的に見ても褒められたものではない。妖怪退治モノにありがちなストーリーのマンネリ化も著しく、必殺のグラムサイトで何でも解決できる展開はキャラクターの魅力を損なってなお余りあるほど劣悪で、見ていて面白いと感じるよりもワンパターンと感じてしまう。

結果的に、キャラのよさだけで乗り切った作品になってしまった気がする。

9位:機動戦士ガンダム00

機動戦士ガンダム00

キャラクター不在で状況説明だけに徹した作品



ガンダムという冠を着けるには、余りに力不足で面白味に欠ける。

キャラクターの掘り下げを一切せず、状況と世界観の説明に終始したストーリーは小説的な面白味が絶無で、教科書を読んでいるだけのような無味乾燥としたものになってしまった。

肝心の戦闘シーンも一方的かつ平坦で、ガンダムでは定番のパイロットによる志操と思想のぶつかり合いもほとんどなく、盛り上がりに欠けることが著しい。

また、監督がお気に入りのためかキャラクターを殺しておいて後から生き返らせるという稚拙な手法を多用しているため、キャラの死によって心に訴えるモノがまるでなく、死という概念自体を軽んじているとしか思えない。

第二期は期待したいが、期待できるだけの要素と実績がまるでないので微妙なところ。

10位:もっけ

もっけ

妖怪と人間との関係を真摯に見つめた作品



妖怪と人間との関係といえば、倒し倒されるか仲間になるかという展開が多い中、人間と妖怪との関係に一線を引き、お互いに互いの領分を侵さぬよう配慮した生き方を描写した世界観はお見事。

派手さや奇抜性はないが、どっしりとした世界観にさりげなく妖怪をからませ、人間との本来の関係を改めて考えさせられる作品である。

ただ、アニメとしての面白さ、エンターテイメント性を考えると、面白味に欠ける箇所が多く、メッセージ性を掴めないと漠然と終わってしまう感じがある。

個人的には、やはり人語を解する妖怪が出てきてコメディ展開もしくはサスペンス展開になった方が面白く感じたことから、メッセージ性の薄い娯楽作品の方が個人的に好みだったようだ。

11位:ロザリオとバンパイア

ロザリオとバンパイア

1クール全部エロバカアニメを期待したかった



番組初期は視聴者獲得のためか小気味よい感じにエロシーンがふんだんに用意され、すっかりキャラの魅力にやられてしまった(それはそれで問題w

しかし、番組後半になると原作に沿った為か、月音の成長や女の子たちの友情、ボスキャラ的存在とのバトルと言ったジャンプお決まりのパターンと化して面白味が半減。

最初に視聴者獲得のためにエロを前面に押し立てるのはいいが、途中から路線変更されるとエロバカ的雰囲気を楽しみに見ていた私からすると、ひどく騙された気分になってきた。

原作は無視して12話完結のエロバカストーリーを作って欲しかったなあ

12位:俗・さよなら絶望先生

俗・さよなら絶望先生

自虐ネタと社会風刺とパロディのみで構成されたアニメ



「ハヤテのごとく」と同じく時事ネタとかパロディが中心だが、深夜という強みからか、こちらの方がより突っ込んだネタが多く、ピー音も入らなかった為、気持ちよく見れた。

ただ、やはりパロディと時事ネタは元ネタを知っているか知らないかで面白味が段違いになる。そのため、元ネタが分からないストーリーは徹底的に面白くなくなる造りとなり、視聴者を選ぶ作品となっている。

ナンセンスでカタストロフな展開は毎回関心するが、それが面白いか面白くないかは別問題である。

13位:魔神探偵脳噛ネウロ

魔神探偵脳噛ネウロ

探偵というよりも人間観察?



魔界から来たネウロの力を借りて事件を解決していくというストーリーなんだが、事件の異常性、奇妙さはあるものの、その推理結果や過程には疑問が多く、探偵モノとして見るのは非常に辛い。

ただ、探偵モノというよりも犯罪を起こす人間の異常性、それに対するネウロの妖怪としての異常性が、見物といえば見物か。

大きなテーマとしての流れがあるようで、今は序章に過ぎないっぽく、今後の展開によっては大いに化ける可能性がある。

14位:素敵探偵ラビリンス

素敵探偵ラビリンス

壮大なテーマを掲げながら、その実ただのお家騒動



マユキが持つ絶対的な力・神智を初期段階から万能な能力としてあらゆる揉め事を解決してきたが、最終的には特定事象のみに限った、ちょっと精度がいい程度の予知能力だったということになり、大げさに騒いだ割に大したものではなかった。

また、世界の運命を握るだの地球の運命などと言う割には、最終的には親子の問題であったりと、壮大なネタ振りが悉く矮小化され、テーマどころか世界観まで小さくなった感じを受ける。

初期の段階で大げさなネタ振りをせず、ただの少年探偵モノとすればそれなりに見れたのかもしれないが、大風呂敷を広げすぎたという感想ですね。

もうちょっとこじんまりした世界でよかったんじゃないかな?

15位:ドラゴノーツ

ドラゴノーツ

何もかも設定の一言で片付けた説得力のないご都合アニメ!



とにかく、物語の展開が杜撰すぎる。人間関係や状況説明、キャラの行動理由やストーリー展開。あらゆるものがテキトー過ぎる。

ハードアクションモノは多少の矛盾があっても勢いで誤魔化せるものだが、話しに勢いもないし展開に速度もないから、物語が進むたびに「何で?」という疑問がまず浮かんでしまい、素直に楽しめない。

また、最初からほぼ全キャラを出したために区別化が困難な上に、キャラを掘り下げていないことで拍車がかかり、どのキャラにも感情移入ができない事態が発生した。

唯一、途中からギオのみ心情描写と心情の吐露が多かったため、キャラが活きてきたので何とか試聴できたようなもの。

謎や伏線もほとんどが放置された状態で終わり、浅薄な人間関係と希薄な心情描写だけ見せられて、テーマである「人と人のつながり」を感じ取れというのは無理というもの。

16位:みなみけ おかわり

みなみけ おかわり

キャベツに負けるとは、スタッフも視聴者も予想外



キャベツをボールのように描いた作画で一世を風靡した某制作会社が作った前期「みなみけ」が予想に反して原作よりも面白いと絶賛されていた状態からの第二期スタートということで、スタッフサイドにもかなりのプレッシャーがあったのかもしれないが、作品だけを評価すれば前期よりも圧倒的に面白くない。

キャラの改悪から始まって前期で培ってきたパステル調の優しい雰囲気を台無しにするアクの濃い雰囲気、黒く塗りつぶされたモブキャラのキモさ、極めつけは意味不明に登場させ、存在意義なしで消えたオリキャラの投入と、故意につまらなくしているんじゃないかと疑いたくなる作品になってしまった。

前後期別会社で製作するという画期的な試みだったが、これだけ大失敗しては、後塵を拝する者はいまい。

17位:ハヤテのごとく

ハヤテのごとく

萌えきれなければ負け



1年という永い期間放映された為、後半はすっかりスタッフも視聴者もダレてしまった感じ。

キャラ萌えに特化して見ればそれなりに見れたのかもしれないが、一時的/刹那的にキャラ萌えできても、それが継続しない私にとっては後半は苦痛でしかなかった。

パロディや時事ネタも初期は楽しめたが、ピー音の多さとマニア度の高さ、おびただしい画面隠しから、途中から楽しむどころかウザくなってきた。

基本的にナギやヒナは可愛いとは思うが、ストーリー自体に魅力を感じなくなってしまった。

18位:破天荒遊戯

破天荒遊戯

10話5時間使った単行本販売促進CM


ストーリー自体が完結していないどころか、思わせぶりな新キャラを出して次回に続く状態で終了。続きが見たければ単行本を買って読めといわぬばかりの構成は不快で鼻につく。

アニメの作品として評価するなら0点。だってこれはアニメ作品ではなく、たんなる「長いCM」なのだから。

19位:キミキス

キミキス

純愛はバカを見て、略奪愛とストーカーが勝利する恋愛



前期の段階では、光一と結美は初々しい恋愛。対して一輝はキスがしたいだけの肉欲的欲求に支配されたストーカーまがいの恋愛。

この2本柱に閉口したが、後期は一輝のストーカー行為が一途な恋愛と評価され、光一と結美の初々しい恋愛は、性的欲求に暴走した摩央の介入によって、結美との純愛よりもより直接的な肉体関係を求める摩央との姉弟恋愛に変貌し、もはや正視に耐えられない恋愛模様に変貌を遂げた。

結局、どちらの男も肉体的な欲求、性欲を処理してくれる存在として恋愛相手を選んだってことで、純愛を真っ向から否定し、あまりにも直接的な欲望の置き所に不快感を禁じ得なかった。

20位:BUS GAMER

BUS GAMER

一迅社得意の長時間CM


破天荒遊戯とペアで13話構成で作られたCMアニメ。物語は起承転結で言えば起の段階で終わっており、そこからは何も見いだすことはできない。

知りたい人だけ単行本を買えというえげつない商売CMですね。既に「作品」でさえない。

21位:墓場鬼太郎

墓場鬼太郎

どこが面白いのか理解できませんでした



原作により近い鬼太郎とのことだが、たんに鬼太郎が自分勝手になっただけで、いわばネズミ男が二人になったようなもの。

原作に忠実に昭和初期の舞台にしているためか、ストーリーに古くささが感じられ、旧態依然とした演出に古色蒼然とした構成には最後まで慣れなかった。

斬新さを求めた割には古くささのみが目立ち、「本物の鬼太郎」というよりは、日曜朝に放映されている鬼太郎が子供向けに恐ろしく巧くリメイクされているのだなと感心するに留まるだけの感想しか思い浮かばない。

22位:GUNSLINGER GIRL

GUNSLINGER GIRL

ロリ、テロ、暴力万歳


原作未読、第一期未視聴なため、物語の大筋しか分かりません。

しかし、物語を云々する以前に、年端もいかない少女たちの身体を改造し、偽りの記憶を植え付け、親子ほども歳の離れたパートナーに恋愛感情を植え付けさせた上で、一緒に殺人をさせるという救いようのない設定にまるで着いていけませんでした。

身体を失った子供たちに義体を使わせて延命させた結果というのはよいとして、成人男性や少年は対象外で、少女のみを対象にしているのはまさにロリがアレをするためにそうしたワケで、見ていて不快感だけしか残らなかった。

23位:獣神演武

獣神演武

武侠ファンタジーを銘打つも、その実、ただの妖怪退治モノ


武侠ファンタジーという売り込みだったため、武侠モノの大好きな私はこの作品を今期一番期待しており、「HERO」や「LOVERSS」のような壮大華麗な物語を期待していたのだが、ふたを開けて見ればとんでもない作品だった。

雑な作画に矮小な世界観、深みのないキャラと、何より全く武侠とは関係のない陳腐な設定とオンボロなストーリーは、もはや人語に尽くし難く筆舌に尽くし難い。

いわゆる「武侠小説」というのは二大巨頭である金庸、古龍、両氏の作品以外は確かに面白味に欠けるが、ここまでひどくはない。

そもそも、武侠と言いつつ、戦闘は魔法使いの戦いに落ちており、ひいき目に見ても武術とは言えない。

24位:AYAKASHI

AYAKASHI

ヤマなしオチなし意味なし


ひたすた状況だけが展開されてキャラの描写がほとんどないため、主人公を含めてキャラにまったく感情移入できない。

その他大勢のキャラをあっさりと殺したかと思えば、レギュラーメンバーは死んでも次の回には生きてましたというガンダム00よりも杜撰な死の描写は物語の緊張感を削ぎ、スタンド(アヤカシ)の謎を一切説明放棄して設定の一言で片付けた説得力のなさは昨今でも随一。

見ていて山場もなければ見せ場もなく、淡々と状況を説明していたら終わった感じ。例えれば、近所の見慣れた光景を延々と30分×12話見続けたようなもので、感想とか感慨とかは無縁の作品。
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