2007年春期アニメ総評

1位:瀬戸の花嫁

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆    (10)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆     (9)


夏休みに父の実家のある瀬戸内にやってきた主人公・永澄は、海でおぼれているところを人魚の燦に助けられる。人魚の姿を見られた者は、縁者になるか亡き者にするかという掟に対し、燦は押しかけ女房として永澄の元にやってくる。


予想を覆る出来栄えのよさにびっくり


ギャグアニメというのは、およそ面白くない回というのが存在し、その勢いと面白さを最後まで維持できないというものが多いというのが私の認識でした。ギャグアニメで面白くない回が存在するというのは致命的であることから、評価はいつも辛くなっていたのだが、その私の認識を根底から覆す勢いのある面白さ。
どうやったら12話続けて面白い話が出来上がるのか想像もつかない。加えて絵のクオリティもよく、マンネリとなる描写もほとんどないという、まさに奇跡的な作品。

同じようなギャグアニメが放映されているが、このアニメの面白さと勢いはダントツ

とにかく、視聴者を飽きさせず、いろいろな切り口で楽しませるという点に関しては郡を抜いており、同時期に放映されているギャグアニメが完全に色あせてしまいました。

2クールということでまだ先は長いが、現行スタッフがそのまま引き継いでくれるかぎり、安心して見られる作品です。

2位:DARKER THAN BLACK

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆☆      (8)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆     (9)

近未来、突如現れた「ヘルズゲート」。そして同時に発生した「契約者」と呼ばれる特殊な能力を有した人物たち。

黒(ヘイ)は組織の命令により、その不可思議な能力で契約者と闘う


この作品がなぜこれほど評価が高いのか、それは筆者にもわかりません



難解なストーリー、明かされない数々の設定、活躍しない主人公、謎だらけの世界観、しかも必ず二話で一構成となっている週間アニメには不適当な作り

どれをとっても好評価に値しない物語だというのは明白なのですが、なぜか、この不親切極まりなく、監督の自慰好意にも等しい我侭な作品が、なぜか気に入ってしまってるのです。

前編はまるで面白くないのに、後編になると一気に伏線が収束して一つの物語となるのは奇蹟に近い。

1クール経っても謎だらけで、視聴者側が推測、思考して脳内で完結しなければ見れないこのストーリーの魅力というのを説明するのは困難ですが、やはり何か言葉で言い表せない退廃的な世界観と諦観として気力のない主人公に魅力を感じたのでしょうか?(自分でもうよーわからん

この作品は30分枠で見るよりも、1時間枠で見た方が絶対に面白くなると思います。

3位:おおきく振りかぶって

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆☆    (8)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆     (7)


小心ながら才能のあるピッチャー三橋と、才気煥発なキャッチャー阿部。彼等1年生だけで出来上がった野球部の心温まる成長物語


野球している最中の心理描写が秀逸


同名漫画のアニメ化。

高校野球という男くさい世界でありながら、いわゆる女性向け(オブラートに包めばBL、率直に言えばホモ)な展開と台詞が随所に見られる。

しかしながら、高校野球という清清しい舞台を背景にしているためか、それほど異質感や違和感を感じず、普通にみてられます。

そしてなんと言っても真骨頂は、今までの野球アニメではほとんど見られなかった心理戦に大きく時間を割いているところ

バッターの性格や能力、ピッチャーの鳩首や能力などを細かく分析しながら野球をする姿は新鮮であり衝撃でもありました。

本来、スポーツはこういう駆け引きが面白いのですが、それまでスポーツものでここまで駆け引きや精神分析を重視したものはほとんどなく、高校野球という使い古されたテーマでありながら斬新な風を感じる作風です。出来がよいので1年スパンくらいで見たい作品ですね。

4位:のだめカンタービレ

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆    (9)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆     (8)


ちょっとおかしな主人公・のだめと、彼女を取り巻く個性的なキャラクターたちの織り成す音楽コメディ。


クラッシックに興味を持てる良作


ストーリーもしっかりしていてキャラも個性的。加えて音楽描写はふだん聞くことができないながらも、どこかで耳にしたことがあるクラッシクを色々な楽器を使って聞かせてくれる癒し系のアニメ。

原作をほぼ忠実に踏襲しながらも、原作の面白さを十分に引き出し、漫画との違和感をほとんどなく見せてくれるあたりはさすが。

個人の楽器演奏もCGを使って美しく仕上げてあるが、一番の見せ場であるオーケストラの描写は、予算の都合か全てほとんど止め得で紙芝居を見ているようで、麗しい音楽が背景に聞こえるだけあって大変に残念。。

それでも、それを補ってなおあまりあるコミカルなキャラと際立ったストーリー展開は音楽に造詣のない人でも十分に楽しめる作りになっており、逆に、音楽に興味を持つきっかけになりうる貴重なアニメである。

5位:地球へ・・・

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆☆     (8)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆   (10)


遠い未来、住めないほど汚染された地球を離れ、人類はマザーコンピュータ監視の元、完全管理された世界で生活していた。そんな中、超能力を持って生まれてきたミュウと呼ばれる新人類たちは、人類からの迫害を逃れて一つの反乱組織として力を蓄えていた。超能力者(ミュウ)たちと人類の存亡をかけた戦いが始まる。


絵のクオリティは高く、見ていて惚れ惚れします



原作は味読ですが、十年以上前に映画化され、当時爆発的人気のあったコミックの復興アニメ版。

当時。原作を好きだったスタッフが集まっているのか、恐ろしく丁寧なつくりでクオリティに一切の妥協がない。

大きな流れは原作を踏襲しているものの、キャラデザやSF設定は現代にあわせてあるため違和感は感じない。

ただ、物語の根幹に関わるミュウたちの目指すもの、何をしたいのかというものが、原作を味読の場合、よく分からないのではないだろうか?

表題にもなっている「地球へ」というのはミュウたちが声高に主張しているが、なぜ、なにをしに「地球」を目指すのかが筆者にはよくわかりません。

この物語は壮大なスペースオペラでも人類への警告や視聴者へ問い掛けるような作品ではなく、純粋に魅力あるキャラクターの一挙手一投足を楽しむものだと筆者は思います。

主人公のジョミー、キース、シロエ、ソルジャーブルーなど、魅力あふれるキャラたちの行動や言葉に一喜一憂する人間ドラマではないでしょうか。

6位:ロミオ×ジュリエット

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆   (7)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆   (7)


シェークスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」をベースにしたファンタジーラブロマンス。


ロミオとジュリエットの悲しくも美しい愛の様子が、見事な演出で美しいばかりの場面を描き出してくれます


ある意味べたでひねりのない恋愛ものですが、やはり王道を突き進む二人の恋愛模様は、見ていてて気持ちがよいです。

ただ、オリジナル部分の世界観がや設定が恐ろしく拙く、原作ではいがみあってるだけの両家の関係を、復讐と怨念のうずまく関係にしてしまったことで、主人公以外の人物像がかなり不鮮明で見ていてもどかしさを感じます。


例えるなら、「忠義一徹、主君の遺児を16年間かくまいつづけた忠義にして無能無策の老臣・コンラッド」「英雄然とした風貌に二刀流の達人。志の小さな口先男・ティボルト」「稀代の権謀家にして古今無双の政治能力皆無の男・モンタギュー大公」「亡き主君の家名復興は考えていないが、主君の仇討ちと己の親族の復讐のために、亡き主君の遺児を利用する忠義のキャピュレット家臣団」等々。

キャラが立っていないので、見方によっていろいろな人物になりえてしまいます。

7位:ぼくらの

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆   (7)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆    (6)


自然学校で集まった15人の中学生が、見知らぬ男に誘われて遊び半分で登録した巨大ロボットに乗って世界を救うゲーム。しかし、それはゲームなのではなく、命をかけた本当の戦いだった。ロボットに乗ってランダムで選ばれた者が操縦し、負ければ地球は崩壊。勝てば操縦者の命のみが奪われるという理不尽なゲームが始まった。


心情リアリティを排除することで見られる作品となった希有な作品


ロボットに乗って戦い、勝っても負けても死ぬという、悲惨で理不尽な契約を結ばされた少年少女たち。彼らの絶望と悲愴に彩られるかと思えば、ほぼ全員が人生を達観して静かに死を迎えるというリアリティのなさが、この物語を逆に面白くしている。

これをリアルにやってしまうと、(原作がそのようだが)相当救われない悲惨なストーリーになるところであろうが、アニメでは中学生の少年少女がまるで悟りを開いた坊主か聖人のごとく、この理不尽な運命を受け入れて静かに死んでゆく様はリアリティに欠けるが、そうすることでこの不可思議なストーリーを落ち着いてみることができるようになった。


次々に死んでゆく少年少女たちのドラマはそれなりに善くできてはいるが、単純にお涙頂戴のお手軽なストーリーになっていて、あまりみるべきものはない。

やはり気になるのは、この理不尽な戦闘の行方と首謀者、そして同じようなロボットに乗って現る敵の正体、そしてみなと一緒にいながら、「契約」していない誰か一人ところであろうか。

エピソード的には可もなく不可もなくといったところだが、全体の流れがうまく視聴者を次回への期待と不安に導いてくれている。

8位:天元突破グレンラガン

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆    (7)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆   (9)


遠い未来。地上を「獣人」に奪われた人類たちは、地下にもぐって暮らしていた。そんな中、地上に出て「獣人」たちと戦おうとするカミナと弟分のシモン。カミナのカリスマで次々に集まって巨大な組織となり、獣人と戦う痛快活劇ストーリー。


カミナがいた8話までの勢いは天井知らず。カミナのカリスマ的な魅力と気炎を吐くような口上、気概に満ちた行動と痛快な格闘と、視聴者を冒険活劇の世界に引き込んで気分を昂揚させてくれた良作。

ただし、カミナ死亡後は痛快活劇から少年シモンの成長物語と路線変更したとで、すっかりその勢いは衰え今は見る影もない。

いまどき珍しいCGではないメカ戦は迫力もあり、かつてのスーパーロット系のような問答無用の主人公の強さは見ていて気持ちがよいが、やはりカミナのいたころが物語のピークと感じざるおえず、痛快冒険活劇としてのストーリーは絶望的と言ってよい。

最初にカミナの存在がこれほど強烈でなければシモンの成長物語も楽しめるのだが、最初に一番面白いパートを持ってこられては、あとは評価は下がるしかない。

9位:結界師

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆   (7)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆   (8)


妖の能力を強くするという特殊な地域、烏森を結界という特殊な能力で代々守ってきた墨村家と雪村家。若き後継者、墨村良守と雪村時音の妖怪バトル



番組がなかなか進まないけど、その分クオリティは高い


ゴールデンタイム放映ということで、野球や特別番組でつきに回は必ず休止になり、番組改変期などは平気で1ヶ月くらい放映休止になる恐ろしい番組。

しかしながら、ゴールデン枠ということで深夜のような低予算ではなくそれなりの予算があり、加えて月1休止のローサイクルから、高いクオリティを維持している。

妖とのバトルが見どころとあり、漫画では表現しきれない術の始まりから終わりまでをちゃんと描写し、妖怪たちも毎度派手に動いてくれるので、単純に妖怪退治ものとしては楽しめる。

スパイスとして主人公・良守、ヒロイン・時音との恋にならない恋の物語もあるが、こちらは本当にスパイス程度。まあこのアニメで恋愛要素を中心に据えられると見もふたもないのでちょうどいい。

10位:ハヤテのごとく

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆☆   (7)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆   (8)


親の借金のために売られそうになった不幸な少年ハヤテを救ったのは、大金持ちのお嬢様ナギ。
ナギの家で執事として働くことになったハヤテのドタバタコメディ



ナギとかヒナギクとかに萌える作品



今期はギャグアニメが豊作なのか、上位に2つも入ってます。

原作は未読ながら、このテンポのよさとパロディ満載な作りは漫画とは違った面白さを出しているのではないでしょうか?


そして何より、やはり見所は数々のヒロイン。特に、ナギと釘宮ボイスの組み合わせはベストマッチで、基本的に低年齢少女に興味がなかった筆者でも、かわいいと思って萌えてしまいましたw

良くも悪くも、キャラ萌えとパロディとギャグのみで構成され、いわゆるヲタク層と一般人の評価が綺麗に分かれる作品ではないでしょうか?

11位:ギガンティック・フォーミュラー

   ストーリー:☆☆☆☆☆   (5)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆   (6)


突如世界各地で発見された「神」の彫像。不可思議なパワーを秘めたその「神」は、自分の肉体(ロボット)を作るよう人々の呼びかけ、対戦させろと要求する。神々の怒りを恐れると共に、各国の利害関係が結びついて、世にも奇妙な神を模したロボットによる世界大戦がはじまった


国同士の覇権をかけたロボット戦ということでGガンダムを連想させる感じだったが、どうやらGガンほど潔い世界ではない感じ。

メカもフルCGとあって、崩れることはないが迫力さにかける。

ただ、手書きのメカ戦(たとえばグレンラガン)と比べず、同じCG戦と比べれば、比較的よいできではないだろうか。

しかしながら、やはり各国にある12対のギガンティックをランダムトーナメントとで戦わせるとあって、主人公以外の国の描写も必要になり、苦肉の策で現れた「覗き見」システムで、主人公たちが各国のパイロットたちの元に意識を飛ばして一緒にいるかのような一体感を与え、主人公とはまるで関係のない他国の戦にも環境移入させようとした方法は窮余の一策に見えたが、やはり所詮「覗き見」してるだけであり、他国のパイロットの1話に満たない短いエピソードでは感情移入は難しく、淡々と話が進んで結果が出て終わったという感じ。


物語的には折り返し地点にあると思われるが、未だに半分以上のギガンティックが健在であり、今後、さらに粗雑な手段で話が薦められる懸念がある。

この作品がこの順位にはるのは、単純に筆者がロボットものが好きだという理由に尽きる。

トーリー的には退屈で賞賛できる部分は少ない。

12位:ひとひら

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆   (6)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆   (6)


気の弱い少女・麦は高校に入学すると、ひょんなことから演劇研究会に入ることに。気の弱い人前でしゃべれない少女が、舞台に上がって次第に成長してゆく姿を描いた人間ドラマ。


12話という短い期間に上手くまとめたストーリー



演劇を主題にしているだけあって、見せ場の場面はまるで演劇を見ているような大げさな身振り手振りにセリフ回し。それが妙にマッチする世界でした。

1クール12話という短さに収めるためか。重要なところは結構はしょられる個所があり、中でも主人公の麦が覚醒(笑)する展開などは自己完結でとっとと進んでしまったり、彼女の憧れる先輩が声帯麻痺で演劇本番中にしゃべれなくなるというハプニングは次の回ではすっかり癒えてまるで何事もなかったかのようになっているなど、強引な展開もまま見られたが、総じて小綺麗にまとまったよい作品です。

13位:怪物王女

   ストーリー:☆☆☆    (3)
   作画   :☆☆☆☆   (4)

人間界にやってきた美しくて傲慢な怪物王女と、その下僕となったヒロのコメディタッチアクション。



それほど面白くないのだが、なぜか気になる作品



とりあえず現状まで脚本もショボく感動したり関心したりするエピソードは少ない。面白いと笑える部分もなく、絵のクオリティもそれほど高くはない上に戦闘シーンは止め絵が多数。

と、上げればよいところが見当たらないのだが、登場するキャラたちが実に魅力的なのです。

傲岸不遜、天井天下唯我独尊でありながらヒロには甘い王女。
溌剌とした美少女のワーウルフ・リザ。
「うが」としかしゃべれないマスコット的な人造人間・フランドル。
敵味方定かならぬ女子高生ヴァンパイア令裡。

上手く動かせば途轍もなく面白く、そしてエキゾチックになるキャラばかりなのに、それを上手く動かせず、作画クオリティも低迷してるために平凡な作品となっている。

今後、化ける可能性を秘めている作品である。

14位:sola

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆   (6)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆  (7)


夜禍と呼ばれる不老不死の能力を持つ少女・茉莉。彼女が気まぐれで夜禍にした少女・蒼乃は、寂しさのあまり愛しい弟を紙でできながらも人間そっくりなゴーレムとしてよみがえらせることに成功し、二人だけでひっそりと暮らそうとする。、しかし、その紙のゴーレムに自我が宿り始める。そのゴーレムに恋をした茉莉は、彼を奪うために蒼乃を人間に戻すことに。



我が儘な茉理のせいで人生メチャメチャにされた蒼乃の悲劇



当初は主人公の少年が町で出会った少女を自宅に住み込ませるというエロゲー的な展開で、同じクラスでご近所さんのマナと、入院しているなにやら怪しい雰囲気の姉・蒼乃との四画関係の恋愛者だと思ったら、アクション&妖怪モノだったというすさまじい展開。


レギュラーメンバーで普通の人間はマナ姉妹だけで、あとは全員化け物の類というすさまじい配役。


揉め事の元凶を突き詰めてゆけば茉莉に全て責任の所在があるのだが、その当人が被害者然として正義を振りかざしている様は、見ていてあまり気持ちよいものではない。

15位:ラブ★コン

   ストーリー:☆☆☆☆☆ ☆   (6)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆  (7)


でか女・小泉リサと、ちび男大谷。異色のカップルのコメディ恋愛物語。


少女漫画には珍しい人並みなコンプレックスを持つ男と女のラブゲーム



お笑い要素をふんだんに含むことで、退屈な恋愛模様を面白おかしく表現している

ロミオジュリエットのような恥ずかしくなるほどの台詞や想いの吐露はないものの、リアルな恋愛感情は誰もが学生時代に味わった恋愛のどきどき感を思い起こさせてくれます。

16位:デスノート

   ストーリー:☆☆☆☆☆       (5)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆  (9)


ノートに名前の書かれた人間は死ぬ。不思議なノートを手にした夜神ライトの世界浄化作戦と、それを阻む警察との頭脳戦。


第一部のエル編でこの物語は終わっていると感じている筆者にとって、第二部のニア編を見るのはそれなりの苦痛を伴うものだった。

何より、第一部では慎重にして大胆、裏の裏をかくような手腕で名探偵エルをついに破ったライトが、第二部では明らかにエルに劣るニアにいいように翻弄され、ボロボロと馬脚をあらわして破滅してゆく様は不自然極まりなく、人物が変わったかいきなり知能指数が低下したとしか思えない。

1部のような先行きの期待感も薄れ、ただ原作どおりの足並みを漠然と見るに過ぎない番組と化している。 

17位:ヒロイック・エイジ

   ストーリー:☆☆☆☆☆       (5)
   作画   :☆☆☆☆☆ ☆     (6)


遥かな未来。「黄金の種族」との契約で戦うことを運命付けられた「銀の種族」と「鉄の種族(人類)」。圧倒的な兵力と絶望的な武力差を覆すため、人類は最強の種族「英雄の種族」を見つけ出す



戦闘の理由、戦闘の経緯等、分からないことだらけ


物語の根幹である人類と銀の種族との戦いが、「黄金の種族」との契約で成り立ってるあたり、その強制力が殿程度あるのか分からないが、なぜ人類と銀の種族が戦わなければならないかがいよく理解できない。

ゆえに戦いは単調なものになり、迫力にかける。最強の存在である英雄の種族の戦いも、ほぼ終始単純なガリンコ殴り合いが続くばかりで食傷気味。

また、銀の種族が人類絶滅を計画しているというのに、人類側に緊張感が無く、とても負けたら絶滅するというような必死の気概で闘っているようにみえないのが悲しい

18位:ウエルベールの物語

   ストーリー:☆☆        (1)
   作画   :☆☆☆☆☆     (5)


弱小国家ウエルベールとに圧力をかけてくる軍事国家サンガトラス。戦争回避のため、ウエルベールはサンガトラスと婚姻関係を結んで同盟しようと、第一王女・リタとサンガトラス王国嫡子・ゲルニアとの婚姻を申し込んだ。快く快諾したサンガトラス国だが、ゲルニアがお忍びでリタの元を訪れた日、リタはゲルニアを刺して闘争する。サンガトラスは犯人の即時処刑を要請するが、ウエルベールでは国家をあげてリタ王女の逃亡を幇助する。リタ王女と女盗賊ティナの、楽しい旅の始まりである。


今期最大にして最高のネタアニメ


とにかく、確実に死んだと思われるような描写でもキャラが死なない
剣で刺されたり、ライフルで撃たれたりなんてのは軽症ですよ。雪山で崖から落ちようが、燃え盛る屋敷の中にいようが、はては地上百メートルほどの高さから海上にダイブしようが無傷!


このコーディネーターっぷりには引くよりもまず笑えますw

とくに笑えたのが、長剣で原を刺され、背中を貫通する致命傷を追って床に倒れながら、次の場面では優雅に紅茶を入れて飲んでたりしたところは爆笑ものでしたよ。

絵はなかなかのクオリティを保っているくせに、脚本がチャちくて小学生の学芸会レベル。

ご都合主義とも呼べない矛盾とつじつまの合わない出来事のオンパレードで、1話で10回は画面に突っ込めます。

はっきり言ってストーリーとしては最低のできですが、ここまで開き直ってネタ道に走ると、別の意味で作品を見るのが楽しみになったので評価は大幅にアップですw

19位:一騎当千

   ストーリー:☆☆        (2)
   作画   :☆☆☆☆☆     (5)


三国志時代の英雄たちの魂が、関東の高校生たちの中に宿って復活した。三国ならぬ3学園を中心に繰り広げられる関東の高校生の派遣争い(笑



パンチラ万歳アニメw


登場人物に三国志の英雄たちの名前を付けているが、基本的には史実の人物との因果関係があるわけではなく、その性質や特徴を備えているわけでもない。

三国志という物語はこのアニメでは名前を使ってるだけで根本的には関係なく、見所はわかりやすく女子高生同士の戦闘シーンとパンチラだけである。

それ以上でもそれ以下でもない、分かりやすい作品である。

20位:大江戸ロケット

   ストーリー:☆☆☆     (3)
   作画   :☆☆☆     (3)

時は天保、所は江戸。花火職人、清吉は、ひょんなことから宇宙人の美少女ソラと出会い、彼女のために月まで届くロケットを作ることになった。そしてソラは、不思議な能力をもつ幕府の隠密、銀次郎と共に、宇宙人の犯罪者を探しつつ、清吉のロケット作りの手伝いをすることに。


メインの話である清吉のロケット作りよりも、サブの話である銀次郎とソラの凶悪宇宙人対決の方が痛快活劇として見ごたえがある


清吉の話は江戸時代にロケットを作るリアリティのなさにしらけるというよりも、彼のキャラクターとしての魅力がいまいち伝わってこないためである。

清吉の照れ屋で一本気な職人気質はサブキャラクターとしては活きるが、ストーリーの主人公を張れるだけのパワーがない。

従って、銀次郎が出てくる回はそれなりに勢いもあって痛快な活劇に胸躍らせることもできるのだが、清吉のエピソードがメインになると、途端にストーリーに勢いがなくなって漫然とした雰囲気になってしまう。

ロケット完成というメインイベントで、どれだけ彼が主人公としての存在感を示せるかで評価が変わる。

21位:スカルマン

   ストーリー:☆☆      (2)
   作画   :☆☆☆     (3)


現代とは違う時間軸を進む戦後日本。とある経済都市に、骸骨の仮面をかぶった男が現れて、次々と人を殺してゆく。



物語が長すぎて退屈してきます


13話かけて一つの話を完結させる構成になっているため、現在ではほとんどが謎のままである。

骸骨男と呼ばれるスカルマンが出てきたのも、実質1話と8話だけという具合で、もはやどんな物語になるかも想像つかない。

物語を引っ張ってくれる主人公・御子神と間宮はそれなりに魅力のあるキャラだが、登場人物が多い上に、複数の謎を多面的に提示しているため、因果関係どころか伏線なのか謎なのか、それとも関係ないのかさえ分からない。

また、謎やヒントを二人に告げるとその直後に死んでしまい、また新たなキャラが登場するというループを繰り返していることや、1話ごとの区切りが曖昧なためストーリーに一貫性が感じられず、非常に分かりにくい

恐らくは13話を通してみるべき作品であり、1話30分ごとを週間で見る作品ではない。

22位:シャイニングティアーズ×ウィンド

   ストーリー:        (0)
   作画   :☆☆☆     (3)


ある日、突然、異世界に招かれた高校生たちの、笑いとハーレムとBLな世界の物語



今期、「ウエルベールの物語」とならぶネタアニメ


ゲーム原作とあって整合性の取れない展開とか、時間と空間を概念さえないようにそこかしこに現れる主要キャラクターとかに突っ込みいれてるとキリがない。

異世界にトリップして活躍するという定番のストーリーは真新しい設定でもなく、その異世界もとても成り立つとは思えない政治機構や文化レベルで、根本的な世界観の設定がないがしろにされている。

どたばたコメディなみの戦闘は見るに絶えず、唯一の救いはコスプレしたねーちゃんたちが大勢出るという点くらいか。しかし、その程度で稚拙なストーリーと強引な演出をフォローできるはずもなく、粗悪な作品といわざる負えない。


ただ、非常に笑える作品とだけは明記しておこう

23位:キスダム

   ストーリー:        (0)
   作画   :☆☆☆     (3)


突如、人類の前に現れたハーディアンと呼ばれる奇怪な生命体。世界中ほぼ同時に出現し、その形状や大きさもまちまちで数センチから数百メートルまで及ぶ数億の化け物たちに地球は蹂躙される。そこにあらわれたのは、唯一ハーディアンを倒せる「契約者」となったアイバ・シュウだった。アイバの苦難と笑いとハーレムに満ちた旅が始まる。



いろいろな苦難の道は分かるがヒドイでき


放映開始直後に、ストーリーを唯一理解していた監督が逃亡し、残されたスタッフが必死になって形にしただけあって、その作品も一言で言ってしまえば「混乱」そのものである。

わずか4話目で総集編を放映し、その後も作画は今にいたるまで安定せず、脚本も退屈そのもの。

待遇がひどいアニメ界でも稀にみるむごさの中で製作しているスタッフには同情を禁じえないが、残念ながら作品としてはまるで面白みがなく、毎回毎回同じようなストーリーの展開は見ていてげんなりする。

ストーリーの確信に迫る謎も視聴者を惹き付けるほどではなく、大量投入された女性キャラクターも魅力を感じるほどの存在はいない。

唯一、ほんの僅か登場した可変メカの動きは往年のマクロスのバルキリーを髣髴とさせるものでこの作品とは思えない整ったデッサンと絶妙な動きをしていたが、それが作画の最後の意地だったのか、以後は低迷な作画がひたすら続いている。

24位:史上最強の弟子ケンイチ

   ストーリー:☆☆☆   (3)
   作画   :      (0)


いじめられっ子の少年・ケンイチが、美少女・美羽に引かれて入門した道場は、達人ぞろいのスパルタ道場だった。日々、文句をたれながらも厳しい修行に耐えるケンイチは、知らぬ間にめきめきと実力をつけていった。そして悪友・新島の策略で新白連合の切り込み隊長に命じられたケンイチは、うやむやのうちに不良グループ・ラグナレクとの抗争に巻き込まれてゆく。


格闘部分の描写がこれほど惨い格闘マンガは古今ないだろう


格闘コメディアニメと銘打っているが、格闘の部分がひどすぎるでき。

格闘など無縁の他のアニメでも戦闘シーンはそれらなりに綺麗に描かれているというのに、格闘を標榜するこのアニメがそれらに全く及ばないほどの格闘シーンの数々は目を覆わんばかりである。

放映当初の効果音のみ、もしくはシルエットの戦闘という、手抜きもここにきわまれりと言った描写は中盤にはなくなったが、それでも漫画と同じ構図の止め絵を多数使うなど、アニメを見ているというより紙芝居を見ているに近い。

また、漫画では格闘と並んで見せ場である女性のお色気シーン鉄壁のテレビ東京規制がかかっているのかほとんど見られない。

唯一、ケンイチの妹ほのかのみは、なぜか周りと比べて異常に浮くほど綺麗に描かれているが、そんなところに力をいれるくらいなら、ちゃんとした格闘シーンを描いて欲しいものです。

スタッフが力の入れる個所を勘違いしている悲しい作品です。漫画の方はそれなりに面白いのに、このアニメを見て漫画を読もうという気になれないのが残念。

25位:ながされて藍蘭島

   ストーリー:☆☆☆      (3)
   作画   :☆☆☆      (3)

親と喧嘩して家を飛び出した行人。船に乗り込んだが落ちてしまい、その流された先の島は、若い女性しかいない島だった


当初はコメディもそれなりにスピーディーで面白かった印象があるが、なぜかある時から突然面白くなくなってしまった


元々、お色気描写で人気を博した原作だけあって、鉄壁のテレビ東京規制がなければお色気描写だけで何とかなったのであろうが、それを省いてしまったこのアニメには何も残らなかった。

さらに間の悪いことに、同じ系列のお色気コメディ「瀬戸の花嫁」が空前絶後の良作であったため、それと比較されるともはや無条件降伏するしかない。

原作の出来栄えも左右するだろうが、スタッフの作品に対する意気込みの差が如実に現れてしまった作品ではないだろうか?

26位:鋼鉄三国志

   ストーリー:☆☆      (2)
   作画   :☆☆      (2)


三国志のキャラクターが登場するファンタジーBLドラマ。人を無敵の超人にさせる「玉璽」をめぐって争う三国。主人公陸孫は、奪われた玉璽を取り戻そうと呉軍に身をゆだねる。



腐女子のためのBL三国志。それ以上でもそれ以下でもない



一騎当千と同じく三国志のキャラクターは出ているものの、年齢や性格はオリジナル

主人公が陸孫とあって、呉中心に描かれいるためレギュラーメンバーは呉の人間がほとんどだが、キャラクターの増大を避けたいのか、三国志演義ほどの登場人物は見られず、一部の若年層しか登場しない。

一騎当千が男性のためのちょいエロアニメだとしたら、こちらは女性向けのBLアニメ。
そこかしこにそれらしい描写がふんだんに盛込まれ、慣れてない人にとっては異様に写るかもしれない。

かの有名な「赤壁の戦い」を前に部活動の合宿的なノリの強化合宿をするなど、コメディタッチのところもあるが、基本は美麗な男子を見て萌える作品である。

描写もかつては「やおい」と呼ばれたように「やまなし。おちなし、いみなし」の世界で、BL好きな方以外はお勧めできない。

27位:セイントオクトーバー

   ストーリー:☆    (1)
   作画   :☆    (1)

世界征服をもくろむ「支配の石版」クルツの野望を打ち砕くため、世界に影響を与える「慈愛の石版」ユアンから、ゴスロり戦士の能力を授かった三人の少女の正義の戦い。



セーラームーン以来、数々出てきた戦う変身少女モノの系統


元々そのつもりで作ったのであろうと思われ、日曜朝に放映されるお子さま向けアニメ的な作りになっており、なぜ子供の見ない深夜放送に番組をもってきたか不明。

数ある深夜アニメの中でも異色で、明らかに対象年齢が小さい子供向けになっているため、他の作品と比べると盛り上がりに欠け、内容的にも子供向けなエピソードが多い。


また、変身するのにタロットカードを使うが、22枚の大アルカナの中でも、なぜかクルツ自身が持つ「皇帝」と主人公・小十乃の持つ「正義」のカードが飛びぬけて強く、他のカードはカード名さえ知らされていないものが多い。

なぜタロットカードを選んだのか不明だが、筆者の偏見的な憶測をすれば、「ジャッジメント(審判)」という正義のカードが持つ意味とその響きを主人公のセリフと技に組み込みたいがために、跡付けて他のカードも割り当てられたのではないだろうか

28位:神曲奏界ポリフォニカ

   ストーリー:×   (-1)
   作画   :    (0)


精霊と人間が共存する世界。人間は精霊のエネルギーの源である「神曲」を奏で、精霊はその得意な能力を行使することで、お互いの関係を保っている。最強の精霊コーティカルテを相棒に持つフォロンと、彼の勤める精霊使いの探偵事務所の面々が織り成すストーリー。



精霊と人間が共存する世界という世界観はいいのだが、それを活かしきれなかった駄作


まず、見た目は人間と同じでありながら、でたらめな殺傷と破壊の能力を有する精霊たちと共に暮らす必要性が理解できない。

「汝の善き隣人」と作中では称されているが、破壊兵器をもった隣人と仲良く暮らせるのかという根本的な疑問が有る。

絵のクオリティが極めて低く、ベースとなるデザインのむごさも交わって、とても視聴に耐えうるレベルではない。

特に、カーチェイスの場面などはあまりにひどくて本当に目を覆ってしまったほどである。

加えて、各エピソードは盛り上がりに欠ける以前に支離滅裂で物語としての体裁しておらず、各12話がそれぞれまるで別の世界のように統一感がない。

最終回もここまで盛り上がらない最終回も珍しいほどにテンションが低く、視聴者に執拗に「精霊と人間の関係」を訴えていたが、案の定、明確な答えは出せず、そのまま尻切れ蜻蛉で終わった。

大元はゲームのようだが、アニメの元となったのは小説と思われる。
小説は複数の作者により違った世界を物語っている形式で非常に興味深く、筆者もこのアニメが面白ければ読むつもりであったが、この出来栄えではとても原作を読む気にはなれない。

さらに恐ろしいことに、アニメの全12話は、全員その小説を書いてる方が分担して脚本を書いたと聞き、余計に読む気がなくなったものだ。

29位:オーバードライブ

   ストーリー:×××××  (-5)
   作画   :☆☆☆☆   (4)


いじめられっ子のキモい少年ミコトは、ひょんなことから競技自転車部に入ることに。競技自転車どころか普通の自転車も乗れなかったミコトだが、そのスーパー才能で大した努力もなく瞬く間に競技用自転車を乗りこなし、1ヵ月後のレースでは1位を独走する活躍をみせる。


自転車競技というマイナーな競技を題材にしているにも関わらず、その魅力をまるで表現しない


いきなり自転車部に入って熟練者たちを驚かせる活躍する主人公に感情移入するはずもない。

そもそも根本的にストーリーの展開や見せ方が間違っている。
自転車も乗れなかった主人公が僅か1ヶ月でレースで大活躍する展開は、自転車競技というのがいかにちょろいレースなのか、それともミコトが神なのか区別がつかず、さらに言動のキモいミコトにヒロインが引かれる理由がまるで分からず、何もかも説明不足、表現足らず、見せ方へたくそとしかいいいよがない。


原作となった漫画はスポコン漫画らしく、泥臭い展開だと聞くが、それと対極で努力せずとんとん拍子にのし上がってサクセスストーリーにどこで改悪されたのだろうか?

30位:この青空に約束を

   ストーリー:××××× ××(-7)
   作画   :××      (-2)

とある離島にある高校の女子寮。そこに親の権力と金をバックに、同道と居座る主人公ワタル。ろくに学校もいかずに女に手をだし、その魔手は同級生から教師に、はてはよその幼女を連れてきて寮で調教するというありさま。この惨状に、心有る教師は彼を放逐させようと心みるが、彼に完全にイカれてる教師の活躍でなおも居座りつづける。そして教も被害者がふえてゆくのであった。



エロゲー原作とあって、もはや何でもありのストーリー


ストーリーとも呼べない傲慢主人公のハーレム計画の全容といったところか。これでエロゲーならそーゆー描写もあって萌えるのだろうが、エロ描写を排除したアニメでは、もはや何をしているのか意味不明となっている。

最近のエロゲーアニメで多い前後編で一人を攻略してゆく方式だが、各話でつながりがなく、完全に1話(2話)完結のストーリーになっているため整合性もなく、ほとんど毎回別世界の話を見てるようである。


盛り上がるエピソードもなければ感動するような話もなく、強引な展開と考えられないストーリー運びはもはや開いた口がふさがらない。

さらに輪をかけてひどいのが絵のクオリティ。
終始低迷したのはこの手のアニメではよくあることだが、動作のバランスまで悪いのはこれが始めて。

本当に動画の基礎を学んだプロが描いてるとは思えないほどひどく、特にオープニングの浜辺をヒロインたちが走るさまは、上半身と下半身の動きが合っていないので、まるでエイリアンのようにヌメヌメと動く気持ち悪さで、走ってるというよりも下半身だけの生き物に上半身が乗ってるように見えるすさまじさ。

クオリティに関しては、今後これを下回る作品は出てこないのではないだろうか?
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