デッドマウント・デスプレイ
第1話「The Reincarnation-転生-」

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世界の敵であるネクロマンサー・屍神殿と戦う英雄シャグルア。あと一歩で倒せるという時、敵の魔術が発動し、次の瞬間、シャグルアの意識は現代世界で殺されて死亡していた四乃山ポルカという少年の肉体に憑依して目覚めた・・・
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英雄シャグルアとネクロマンサー屍神殿
「シャグルア様は負けませんよ。あの人は、決して死に屈する人ではありませんから」
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「悪戯に命を奪いあう我と貴様は、共に死神の皮をかぶり、死体の山を積み上げ、ママゴトをしているに過ぎん」
(この文様。俺の知る魔術ではない!?)
「終わりにしよう。貴様との遊戯もこれまでだ」
「させるか!おまえがいる限り、この国に、子供たちに、未来がないんでな!」
「シャグルアさま、援護します!」
「うおおおおおおおおおお!」
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異世界が舞台でいきなりクライマックス。英雄シャグルアが、世界を滅ぼそうとしているネクロマンサー・屍神殿との最終決戦をしているようですw

シャグルアってのはいかにも西洋風の名前なのに、なんで敵の名前が屍神殿(かばね・しんでん)なんて漢字表記なんだ?(^ー^;A
日本語要素があるってことは、何か日本的な要素がこの世界にあるのかね? 
もうこのラストバトルの決着を見る前に異世界転生しちゃうから、こっちの世界の世界観はまるで分らないんだけどw

公式を見てもシャグルアをフォローしていた司祭っぽい女の子の紹介もないし、もう異世界に戻らずに現代世界で無双するのかね? なんか同じような作品ちょうどやってるな(笑




現代転生
「あの時、魔術が発動したのか?・・・どこだ、ここは? なんだ? この細い腕は?・・・なんだ?この町は?」
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屍神殿とのラストバトルで、魔術を行使した屍神殿に対して剣を突き立て、防御壁を破って相手を突き刺したと思ったその時、暗転して次の瞬間には路地裏に転がっていました。そして路地裏から出てみれば、そこは東京新宿。

なんで首から血が出てるのかと思ったら、シャグルアの身体は元は四乃山ポルカとかいうふざけた名前の少年だったようで、彼が殺された直後にその身体に魂が憑依して復活したようです。
なぜかその時に切られた首も修復されたようだけど、そこらへんはご都合なのか何か理由があるのかね?



殺したのは殺し屋の女子高生
「ねえねえ、私のこと覚えてる? わたしは埼宮ミサキ」
(この女の記憶が、少しづつ浮かんでくるな)
「うん、暖かいし足もある。君は幽霊じゃありません」
「? ありがと」
「そんなお礼を言われることじゃないよ。だってこれから、また君を殺すわけだし」
「・・・はい?」
「さっきこれで喉をえぐり斬ったのに、なんで君まだ生きてるのかな?」
(この女、この体を殺したやつだ!)
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女子高生の殺し屋登場。なんか、こういうの好きな層がいるのかな? まあ、異世界転生モノだから、女子高生の殺し屋がいてもおかしくはないのかもしれないが、この手の設定は結構げんなりとしちゃうんだよねえ。小学生の歴戦の勇者みたいな感じで、視聴者受けするために女子高生にしましたって柵劇場の都合の存在でしかなくなるからなあ。物語としての必然性が全くないので。
まあ、そういう設定のお話と言われればそれまでなんだがw



魔力がある場所
「ここれは・・・」
「このビルって、同業者の間じゃあ有名なんだよ」
「!」
「やくざ屋さんの間じゃあ有名な処刑場だったんだって。この辺は、幽霊ややくざ屋さんが来るから、人が近寄らないだって。オカルトだよね」
「・・・ああ、そうだね。この身体の眼でもはっきりわかるよ。ここを使ってた人たちは、他人の命を粗末にし過ぎじゃないかな? この身体でも人の霊が見えるということは、亜眼は魂に付随する力か」
「なになに? 君、命を大事にとか言っちゃう系?」
「そうだね、君ももっと命を大切に扱うべきだ」
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「今度は丁寧に殺してあげる!」
「軽々しく命に触れるな。命は全部、僕のおもちゃだ」
「があっ!?」
「粗末にするんじゃない」
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この現代世界には魔力はないようですが、魔力と同じものが霊のようです。要するに、人が殺されたりして怨念のたまっている場所というのが魔力が充実している場所のようで、ずっと魔法が使えなかったけど、やくざ屋が処刑場として使っていた廃ビルのこの場所だけは、魔力が横溢しているようで、殺す気満々だった埼宮を異世界で戦った魔物を召喚して一撃で殺してしまいました。

あれ? 命がおもちゃだとか、この召喚したどくろの腕とかは、異世界で屍神殿が使ってた身体であり、言ってたりした言葉じゃないか。
どういうことだ? 屍神殿とシャグルアの魂が現代世界では一体化しちゃってるのか? でも、ここまでの行動は普通にシャグルアのものだったよな。魔術を発動する時だけ、屍神殿の魂が強くなるんだろうか?



一方の異世界
「俺の剣がやつを捕らえた最後の瞬間、やつの魔術も発動した。それは転移魔法に似た気配だった。やつの魂が消え去るのが早かったんだ。俺は本当に屍神殿を滅ぼせたのか?」
「先ほど教会の観測班から連絡がありました。屍神殿の魂の気配がこの世界から完全に消えたそうです」
「だといいんだがな」
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あれ? 異世界では普通にシャグルアが生きているな。屍神殿は完全に消えたようだから、ひょっとして現代転生したのが屍神殿なのか? にしてはかなりまともな性格していたけど。
やっぱ半々なのか? それとも屍神殿は実はいいやつだったとか?
そこらへんがこの作品の鍵になるのかな?

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異世界から現代への転生は最近増えてきたけど、異世界で死んでこっちに生まれ変わるってのは珍しいな。
しかも、死んだのが誰か分らんというw シャグルアなのか屍神殿なのか。どっちが転生してきたんだ?
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