居酒屋のぶ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~
第11話「親方の喧嘩」
鍛冶職人のホルガーとガラス職人のローレンツ。幼馴染みの二人は会えば喧嘩ばかりだが、実は凄く仲が良かった・・・
ホルガーとローレンツ
「おやおや、ヘタッピガラス職人のローレンツじゃないか」
「これはこれは、泣き虫ホルガーがなんでこんなところで酒なんか飲んでやがる?」
「どこで酒を飲もうが私の勝手だ、ローレンツ!」
「その言葉、そのままお返しするぜ!ホルガーさんよ!」
「どうする、エーファちゃん。あの二人が喧嘩でも始めちゃったら」
「大丈夫ですよ。あれは二人とも楽しんでやってるだけですよ。うちの兄弟も同じですから」
鍛冶職人のホルガーとガラス職人のローレンツ。彼等ふたりものぶの常連になる人ですね。ふたりともそれぞれギルドのマイスターだから、結構えらい地位の人なんだよね。のぶがピンチになった時も、いろいろ手助けしてくれたりするからねえ。ふたりとも職人気質だから義理堅いし気さくだしね。
他にもギルドは多くあってみんなそろってのぶの常連になったりいろいろお互い助け合ったりするんだが、さすがに尺に収まらないから割愛なんだろな・・・(^ー^;A
第12話「美女と油揚げ」
店が閉まる寸前にいつの間にかやってきた美女の客。しかしその客は・・・
全ての元
「それにしても、不思議な雰囲気のお客さんだね。まるで平安時代から抜け出してきたみたい。こちらの世界でもあんまりみない服だよね?」
「でもあの人、なんか見覚えがあるんだよな」
「大将も? 実は私も・・・」
店を閉めようとしていたらいつの間にかカウンターに座っていた奇妙な客。もう店じまいで魚がないと聞くと、お揚げを所望。見たこともない客だけど、しのぶも大将もどこかで見た記憶があってもやもやしたまま接客をしていると、来た時と同じくいつの間にか去ってしまいました。
彼女は御稲荷さんの使いの狐の化身。のぶの片隅に祭ってある神棚に住んでいる狐ですね。この狐の力で異世界とつながっていて、狐の力でのぶの空間は清い力で常に守られている状態。見る人が見れば、清浄な神に近い者がこの店を守っているってのが分かるのだけど、常連客の中で知っているのはエトヴィン助祭ともうひとりだけど、そっちは出てこないだろうな。
のぶに異世界にはない器材や機械が置いてあっても、誰も不思議に思わないのも、この狐がちょっと思考操作をしているためで、普通なら気になるようなことも、まあいいかってくらいに気にしなくなってしまうような効果をお客さんにしているみたい。
のぶに異世界にはない器材や機械が置いてあっても、誰も不思議に思わないのも、この狐がちょっと思考操作をしているためで、普通なら気になるようなことも、まあいいかってくらいに気にしなくなってしまうような効果をお客さんにしているみたい。
しかし、稲荷神社って、狐は神ではなくて祭っているウカノミタマが使役しているだけだから、狐が宿っているってのも何か変な話だけど。ウカノミタマ自身が宿ってるのなら分かるけど。
まあ、この狐さんは何か目的があって異世界とつなげたみたいだけど、たぶん自分がこうして時々飲み食いしたいだけなのかもねw
まあ、この狐さんは何か目的があって異世界とつなげたみたいだけど、たぶん自分がこうして時々飲み食いしたいだけなのかもねw
ホルガーもローレンツも何か軽い感じのキャラデザになってるな。自分の印象としてはもっと渋い感じなんだが、全体的にキャラデザが子供向けっぽくなってるのが気になるなあ。しのぶちゃんとかも、もうちょっと大人びた感じのキャラデザイメージだしねえ。エーファちゃんはこんな感じだけどw