キングダム2
第30話「大事な仲間」
信と輪虎との対決についに決着がつく・・・
天の意思
「偶然だと思うかい? 闘いの天才が、闘いの大天才に拾われたことを。玄峰さまが言ってたよ。天に愛される武将はほんの一握り。その一人である廉頗に天が出会わせた剣がこの僕だってね」
「くだらねえ!さっきから聴いてりゃ、それじゃ全部天任せみてえじゃねえか!そうじゃねえだろ!俺たちはみんな、てめえの足で立って闘ってんだ!今のお前だって、命がけで闘いまくってきた結果だろ!」
天命とか天の意思ってのは、昔の中国の書物を読むとはよく使われる言葉ですね。天というと日本人は神様的なものを思い浮かべるけど、中国でいう天はもっと大きくて漠然として形而下の存在みたいな感じでしょうかね。中国の神様は基本、人間以上、仙人未満っていうイメージだろうからな。
何かでかいことを成し遂げた時、そこには自分の努力や才能以外の何かが介在しているような気がするもので、そういう運命的、不可思議的なものを天の意思と称したんでしょうかね。この考えが広まり始めたのは、は恐らく周王朝くらいからだから、この時代はまさに真っ直中。
ただ。後になるともっと考えはドライになってきて、天命が下ったから何かを成し遂げた、ではなく、何かを成し遂げたことを持って天命が下ったというようになったようだけどw
ただ。後になるともっと考えはドライになってきて、天命が下ったから何かを成し遂げた、ではなく、何かを成し遂げたことを持って天命が下ったというようになったようだけどw
漂の存在
「おまえが廉頗に出会ったっていうなら、俺は廉頗以上の大将軍になるはずだった男に出会い、そいつと共に育った。俺に夢をくれたそいつは、早々と死んじまったが、代わりに俺はとんでもないやつと出会った。・・・それが偶然じゃねえっていうならそうかもしれないが、天とかなんとか、浮ついたことは考えねえ!俺は関わった奴の思いをしょって前に進むだけだ!」
「ふふ、言うね。でも、死ぬのは君だから」
お、最近出てこなかったけど、やっぱり信の根底には漂がいるんだよな。ただの奴隷だった信が、ここまで強くなって、物事を考える事ができるようになったのは漂がいたからだしな。
だけど、やっぱりそうなると、漂ってのはどういう人間だったんだろうな? ただの奴隷とは思えないけど。どっかいいところの坊ちゃんが奴隷にされてたのかね? この時代ならよくあることだろうし。
だけど、やっぱりそうなると、漂ってのはどういう人間だったんだろうな? ただの奴隷とは思えないけど。どっかいいところの坊ちゃんが奴隷にされてたのかね? この時代ならよくあることだろうし。
結局、信にとっては天に佑けられることよりも、漂に助けられたという想いが強く、天の意思というよりも漂の意思という方が理解しやすいから、天なんてものはどうでもいいんだろうねw
決着
「なかなか強かったよ。飛信隊・信!」
「でやあああっっ!」
「信!さっさとそいつの首を刎ねろ!掲げて回って戦場中に駆け回るんだ!」
「・・・」
「首を持って回らずとも、事実はちゃんと伝わる!飛信隊隊長の信が敵将輪虎を討ち取ったと触れて回るんだ!」
ようやく決着か。長かったなあ3話に渡って決着戦だったからな(-"-;) まあでも、さすがにこの最後の決闘は格好よかったなw お互いの主張をさらけ出しての戦闘ってのは、ロボ戦と同じでやっぱ燃えるわw
輪虎を討ち取っても、首は刎ねられなかったようですね。まあ、敵将とはいえ、信に大きな影響を与えた存在だから、死したいまは王騎と同じく尊敬に値する人物だってことで丁重に葬りたいんでしょうなw 戦場にあってもこういう礼は大事だけど、これは楚水が死んでないし、郭尾兵たちが納得してくれたからよかったわけで、元々は郭尾の仇だからな。中国人的には許すことはできないってのは普通だろうけどねw
副将の渕さんはだいぶ信とツーカーになってきたなw まさかこのモブ的なおっさんがここまでレギュラーメンバーに食い込むとは意外だわw
輪虎を倒したものの、カイシボウの別働隊が輪虎隊には含まれていたようで、輪虎が闘っている間にこっそり周りこんで本陣を狙っていたようです。そして、呼びたいを率いていたキョウカイの部隊と激突。敵味方、キョウカイ以外は全滅したようですw
別働隊を含ませておいて、こっそり敵の本陣を突こうとする輪虎の戦術はさすがというべきだけど、カイシボウの部隊は桓騎の部隊を探しているんじゃなかったのか。精鋭を500だけ割いてこちらに置くってきたとしたら、それが結構致命傷になってる気がするなあ。廉頗四天王って基本、攻めの闘いで、玄峰以外は守りが薄い気がするな。こちらが攻められる前に相手を倒すってのがスタンスなんだろうけど、この闘い方は戦場が硬直した時点で負け確定だからなあ。
秦国軍にしてみれば、千人隊の予備兵数百だけで防げたから安いもんだけど、廉頗にしてみれば四天王の子飼いの兵が全滅したんだからかなりの痛手だよなw
しかし、ここでキョウカイ殺すのかと思ったが、まだ生きていたようでほっとしたわw まあ、キョウカイって名前の武将が李信と同じ時代にいるから、いずれ彼女は独立して武将になると予想してんだがw
みんな知らなかったの?
「キョウカイって、女だったのか!」
「うるせえぞ、おまえら!今までキョウカイにどれだけ命を助けられた?今更、女だろうが何だろうが、関係ないだろ!少しは察してやれや」
「いまさら気付かなかったふりをしてくれとは言わねえが、今まで通り接してくれないか?」
「大丈夫ですよ、信どの。田勇の言ったとおり、キョウカイどのはキョウカイどのです。今まで通り変わりなく・・・」
「今まで通りじゃだめだ!これからは、みんなで少しづつキョウカイを守ってやらなきゃだめだ!」
キョウカイが女って知ってたの信だけだったのかw もうみんな知ってると思ってたわw
女なんでみんなびっくりしたけど、田勇と尾平の言葉にみんなこれからの対応が一致したようですなw まあ、中国人のプライドからすれば、女に守られているっってのは恥辱的に感じるんだろうけどねえ。女性の武将って中国じゃほとんどみないもんな。まあ、日本も伝説的な話が多いけどw
これでとりあえず、キョウカイを女ってみんな認識したようだけど、これだと今までと少し変わってきそうだなw まあ、この戦の中では変わらないだろうけどw
キョウカイが女ってみんな知らなかったのか(^ー^;A てっきりみんな知ってたのかとw キョウカイが死んだかも!?ってちょっと驚いたけど、名前からして後半に活躍することは明白だからな(-"-;) 名前が別の名前だったら、たぶん死んだと思ってたわw