かげきしょうじょ!!

第2話「銀橋を目指す者」

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紅華歌劇団の授業が始まり、1年生には2年生の指導者がつくことに。しかし、そこは女性だけの世界。陰湿ないじめもあり、さらさはその対象になりかけるが・・・
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お姉様が着く
「予科生のみなさん。おはようございます。本科生委員長の竹井知美です。本日から私たち本科生がみなさんに我が校の伝統、朝の清掃を指導します」
「よろしくお願いします!」
「予科生1名に対し、本科生1名が指導に当たります。指導者は今後1年間、みなさんの生活指導も務めますので、そのつもりで」

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やっぱ軍隊みたいなことするんだね。いや、女性ばかりだと軍隊よりも酷いことになりそうな感じだな(^ー^;A

実際、やっぱりいじめとかあると言ってたし、優秀な後輩をここでツブしておくという目的も案外あるんじゃないかねえ。それでも這い上がってくるような根性がないと出来ないとか理由を付けてw イジメの理由なんてそんなもんだからな。そういうのが伝統で残ってそうだよねえ。

まあ、こんな処に入学するような女子は、そういうのも分かって入学してんだろうけどw







野島聖と奈良田愛
「貴方の指導担当は本科生で取り合いになったの。最後はじゃんけんで私がゲット」
「そうですか」
「・・・もしかしたら朝苦手? わたし、JPXの大ファンなの」
「先輩は私推しじゃないですよね」
「え・・・」

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奈良っちの指導員は2年生の野島。恐らく、一番陰湿なタイプ。いじめを裏から操って他人にやらせて自分は良い子にしてるタイプの典型的な嫌な女の子っぽいけど、まあ、最後までこの設定でいくのか分からんしな。
花澤さんが声を当ててるので、そんな嫌な女の子のまま終わりそうにないけど。
しかし、さすがプロの声優だなあ。ホントに嫌な子って感じの声をしてるわw








中山リサと渡辺さらさ
「あんた、身長いくつあるの?」
「はい!178センチです!」
「歳は?」
「15です」
「私は高三で受かったから来年19才。嫌になっちゃうわ」

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「あんた、オスカルになりたいんだって?」
「はい!私はオスカル様になるために、ここに来ました!」
「なれないよ。アンタはオスカルに絶対になれない」
「・・・・」
「渡辺さん? 大丈夫?」
「うえええええ!なんで!? なんでオスカルさまになれないんですか!」
(だって、この子がオスカルをやるには背が高すぎる。この子以上に身長の高いアンドレ役が現れない限り。それに、あんたの担当をやる本科生は誰一人いなかった。女の集団で孤立するのは致命的。って、ホントのこと言ったら、この子、どうなっちゃうのかな?)

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いじめで言ってると思ったら、ちゃんとした理由があったのね。
確かにオスカルやるなら、それ以上に背の高いアンドレがいないとバランス取れないから、当然できないってことになるわな。
今の段階ではそんな女子いないから、ひょっとして翌年の1年生で抜群の才能をもった長身女子が入ってくるとかかね?

まあ、もっと致命的なのは女の集団で孤立することだよなあ。いくらさらさが鈍感とはいえ、女の集団ってのはキツイだろうね。男からすれば、なんでこんな集団で生きていけるのか謎なくらいキツイと思うわ。

野島聖は確実に奈良っちをいじめるだろうからねえw









リサが励まされる
「あんた、入学前に紅華桜の前に立ったんだって? 入学前に紅華の前に立つべからず。立った者は、この100年来、誰もトップに立ってないってジンクスがあるのよ」
「それだけですか?」
「そうよ」
「じゃあさらさは、その伝説を覆します!さらさが男の子だったらムリかもですが、女の子に産まれて、せっかくここに入学できたのだから、絶対なれないなんてことはないと思うんです。だからさらさは、そんなふわっとした伝説になんか負けません!」

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このやりとりで、さらさもリサも自分の中で何かが吹っ切れたっぽいですね。

さらさは本当は歌舞伎をやりたかったけど、男性社会の歌舞伎の世界は逆立ちしても入れない。だから、女性だけのタカラヅカに来たからには、どんな困難をも乗り越えるという強い意思をここで自身で確認したようです。
そしてリサは、町娘役を希望していたけど、同じ役を希望している野島聖の狡猾さと才能に比べたら、自分は平凡過ぎると思って諦めていたけど、さらさの言葉で諦めるのを止めたようです。

リサは今後はさらさをちゃんと助けてくれそうだな。








舞台見学
「おい!バカ!渡辺!そっち入っちゃダメだ! そこは舞台だ!」
「・・・・」
「早く戻って来い!頼むから銀橋だけは渡ってくれるなよ!」

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「あれ? 舞台に誰かいるぞ?」
「あのデカさは大道具の山さんじゃない? ちょっとライト付けてやって」

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(渡辺さらさの舞台映えは、圧倒的だった・・・)
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舞台裏の見学をしている最中、さらさはふらっと入った部屋は舞台に続く部屋でした。先生が慌てて止めようとするも、さらさはさっさと舞台の中央に。すると、機材スタッフが大道具と間違えてライトを当ててしまい、その様子を見た奈良っちは、さらさの魅力に改めて気付いたようです。

先生も口で言うだけじゃなくて、さっさと入って連れ戻せばいいじゃんと思ったが、ひょっとしてこの舞台は男子禁制とかなのか? 大道具さんとかは良いみたいだから、そこまで強制力なさそうだけど。
何も知識もないさらさが銀橋を渡る可能性だってあるんだから、さっさと引き戻せばよかったのにw

だけど、ここで先生が連れ戻すのを躊躇し、機材スタッフが大道具と間違ってライトを当てたということが、さらさの強運の始まりってことなんだろうか?
こういう大舞台に立つのは才能や努力だけではどうしようもないからな。一番大事な強運というものを持ってそうなのはさらさだけだからなw








ストーカー?
「きてしまった・・・」
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奈良っち推しのキモオタが奈良っちを追って神戸までやってきたようですね。

まあだけど、男子禁制だし、警備も厳しいから、キモオタが入り込むことはできないんじゃないのかね? 寮生活だから外に出る機会もほとんどないだろうし。

まあ、それだと物語が進まないから、強引に学園に忍び込むか、外に出たところを偶然出会うとかかね?

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なんか、普通にやってくとどろどろした女子校のイジメ話とかになりそうだけど、そうはならないのかな?
男が出て来ないから恋愛話には転ばないだろうから、そこは安心できるんだが、面白くするよりも嫌なドラマにならないかが心配だねえ・・・

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